水曜日, 1月 09, 2013

サムソンの3D・2DカメラNX300

 サムソンがCES2013で2D/3D兼用のミラーレスNX300を発表しました。サムソンのカメラは日本では殆ど売られていませんから、国内では注目されないのですが、やる気は伝わってきます。個人的には3Dはあまり関心はないのですが、注目すべきは交換レンズで切り替えが可能ということ。方式は発表されておりませんから解りませんが、従来の3Dカメラは2つのレンズを搭載するというのが基本でしたので、なかなかチャレンジャブルな製品です。

 むしろ、こういう製品が日本のカメラメーカから発表されないのがおかしなことです。製品でなくても良いのですが、せめて試作品で発表する位の気概が欲しいものです。それともデジカメは既に成熟商品になってしまったというのでしょうか。

 サムソンは半導体や液晶に次いでスマホとタブレットを事業の柱にしてきました。しかし、それだけでいつまでも利益が出せるとは思ってないはずです。その次の稼ぎ頭とまでは言わなくても、確実に利益の出せる製品を追い求めているはずですから、これからの展開に興味があります。少なくともカメラ向けの光学という障壁は乗り越えつつあるのではないでしょうか。そこさえクリアーできれば、残った領域はむしろ日本のカメラメーカよりも得意であり、また部品の供給にも非常に有利な立場にいるということは明らかです。ミラーレスはサムソンにとっては格好のターゲット製品になっているということでしょう。

 2月にはCP+が開催されますので、斬新なカメラが出てくることを楽しみにしております。

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