木曜日, 9月 20, 2012

一眼からストロボが無くなる日

 先日キャノンのEOS6Dが発表されました。6Dには内蔵ストロボがありません。既にキャノンはフルサイズの一眼に関してはストロボを外してきたので、驚きはありませんが、確実にストロボを外す方向に向かっているということでしょう。特にフルサイズの一眼ともなれば、プロとかハイアマチュアが使うカメラですから、内蔵ストロボを使うような撮り方はあまりしないと思います。もしあったとしても、暗いストロボでは近距離にしか使えませんから、スナップ写真程度であり、わざわざフルサイズの一眼で撮るようなものでもないという割り切り方だと思います。  今のところAPS-Cサイズセンサーのカメラには搭載していますが、ミラーレスのEOS Mでは外してしまいました。  背景には、センサー感度が上がっているということもあるかと思います。ストロボ無しで写せる領域が広がっているのは事実でしょう。また、多少ざらついたとしても、使い手がFullサイズに拘るようなシビアーな人ではないわけで、ある程度許容されると考えているのかもしれません。チャチな内蔵ストロボよりも、しっかりしたもので写した方が写真としては良いものが撮れるという考えとも受け取れます。  もともとストロボ内蔵というのはコンパクトカメラからスタートしたものでした。一眼レフが一般的になったことでストロボ内蔵という方向が定着したわけですから、原点に戻ったということでもあります。  思い切った考えですが、ひとつの見識かなと思います。
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