コンパクトカメラはいずれスマートフォンに置き換わるだろうということを以前書きましたが、コンパクトの中で唯一高倍率ズームのコンパクトだけは残ると思います。さすがにスマートフォンで何十倍もズームを変えられるものは作られないでしょう。
高倍率のコンパクトは以前からありますが、最近はズーム比率がどんどん高くなってきています。これは、そういうニーズがあることはもちろんですが、光学技術の進歩によるところが大きいのでしょう。最初のころは倍率さえあればよいという製品も結構あったのですが、最近は性能もきっちり確保した上での高倍率ズームを搭載したカメラが多くなりました。35ミリ換算で1000ミリ近い望遠を実現しているのですから驚きです。友人がコンパクトで撮った月の写真です。
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photo by murano |
従来のコンパクトカメラもズーム比率がどんどん高くなってきています。昔は3倍程度のズーム比率のコンパクトが多かったのですが、最近は10倍以上は当たり前です。これは、スマートフォンとの差別化でそうせざるを得ないという面が大きいのではないかと思います。