火曜日, 6月 28, 2011

LYTROカメラ

 とんでもないカメラが出現しました。アメリカのベンチャーLYTROが作ったライト・フィールド・カメラと呼ばれているもの。先ずは下のリンクでご覧いただきたい。写した後で好きなところに焦点が合わせられるカメラです。

http://www.lytro.com/picture_gallery

 原理はまだよくわからないのですが、カメラに入ってくる全ての光情報を別々に捉えて画像に変換するものだそうです。今までのカメラは、光の入ってくる方向は限定的に制限したりすることは出来たのですが、フィルムやセンサーに入った状態では、どの方向から飛んできた光かという情報は捨ててしまっていました。それをセンサーで別々に捉えてフォーカス情報として取り出すという考えのようです。

 多分、いろいろと制約がありそうです。サンプル画像で見る限り画像が粗いとうい印象がありますが、デジカメが最初に出てきたころの画質程度にはなっているようです。焦点方向の分解能もまだ低いようです。

 それにしても、こういうアイデアが出てくるというのはさすがにアメリカです。3Dカメラよりも、面白さがあります。まさにイノベーションとはこういうことかもしれません。今後が楽しみです。

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