木曜日, 5月 27, 2010

どうして印刷するのか

 写真はプリント(印刷)するものだと思っている人は結構多い。これはとっても不思議なことです。昔は、写真はプリントで見るしかなかったから、プリントするのが当たり前であったわけで、その習慣がついているといわれればそれまで。でも、今は、パソコンで見られるので、プリントする必要は本当はない。


  昔、インターネットというかLANが普及し、仕事にメールというツールが入ってきた時、やたらと届いたメールを印刷する人がいた。インターネットになったら、紙の文書は減って、みんな電子文書になってしまうので、紙の消費は減ると言われていたが、蓋をあけてみたら紙の消費は却って増えてしまった。それは、上に書いたように、紙で保存していたからだった。電子という媒体を信用してなかったのか、保存するなら紙と思っていたのかもしれない。

 写真にも同じようなことがあるのだろう。しかし、トータルとして、プリントする写真の枚数は増えてはいない。むしろ減ってきている。デジカメになって、写す枚数は圧倒的に増えた。従って、従来のように写したものはすべてプリントするということになると、やたらと経費がかかる。そこで、選んでプリントするようになったということかもしれない。徐々にプリントするという習慣が抜けつつあるのだろう。

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