月曜日, 10月 05, 2009

カメラのちょっと変わった使い方

 普通、カメラは写真を撮るものと考えます。でも、それはフィルムカメラ(ポラロイドも含む)時代の考え方ではないでしょうか。
 私は、瞬時に画像を「記録」する機械と捉えています。そういう定義を考えると、いろいろな使い方が出てきます。そして、「記録」という目的を考えてみると、残すため、記憶するため、人に情報を伝えるため、比較するため、コピーするため、データ化するためなどが考えられます。
 これだけいろいろな目的に使えるようになったのは、デジタルカメラの出現です。たとえば、コピーというのはコピーマシンの領域ですが、何も紙にコピーするだけではないわけです。残しておきたい書類などを写真に撮っておく、場合によっては、ソフトさえあればpdfファイルに変換しておくこともできます。今のデジカメは、そういうことが可能な領域に達しています。(pdfファイル変換機能付きのカメラを作れば売れるかもしれません。) もちろん、照明などは結構難しいので、多少のムラは生じますが、読めればよいという用途であれば、十分に使えます。スキャナーで取り込んでパソコンに入れておくというのが、品質良く保存する方法ですが、読めればよいのであれば、カメラで撮っておく方がはるかに短時間で処理できます。 私は、照明と資料台を備えたコピー用の台を自作してしまいました。普段使うカメラをセットするだけで、コピーが簡単にできます。
 一時的に残しておきたい情報の蓄積にも使います。電化製品などが故障した時、分解してみることがあります。このとき、分解したものの、組立ができなくなってしまうという経験をお持ちになった方も居られると思います。分解したときに、その手順をデジカメに撮っておくのです。手順を逆にたどれば、容易に組立ができるというわけです。
 カメラは出かける時とか、記念撮影をする時だけに使うという既成概念を取り払ってみると、いろんな使い方ができるものです。

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