金曜日, 8月 30, 2013

レンズカメラ

 ソニーが近々『レンズカメラ』と言われている製品を発表するようだ。レンズとセンサーが一体になっており、それ自体には液晶がついていない。スマホに付けて使用すると、スマホの画面がファインダーになるという代物らしい。アイデアとしては面白いが、売れるかというと疑問だ。画質にこだわるのであれば、高級コンパクトや一眼を持つだろう。レンズを持ち歩いて必要になったらスマホに付けて撮るというのは私なら面倒に感じる。それになによりスマホのカメラの一番の不満は、起動の遅さだ。いちいちソフトを起動し、画面でズームなどを設定するのも、決してやりやすくない。シャッターだってタッチすると画面が揺れてしまって被写体からずれてしまうこともある。そんなことをしている間にシャッターチャンスを逃がしてしまう。だからスマホのカメラは時間があって、カメラを持っていなくて、画質はそれほどこだわらなくてよいという時にしか使わない。  とにかく、レンズカメラは私にとっては中途半端だ。だいたい、ファインダーの代わりに液晶画面を使うというのが好きではない(大半のコンデジも同じだが・・・)。特に私のように年を取った者には、近くの液晶画面を見るというのがつらい。遠くに離すと小さくて見えない。遠近両用のメガネを使っているが、正面では見えない。視界の下の方しか使えないから、顎を上げて液晶画面を見る(年寄りはだいたいこの恰好をして写真を撮る)。このスタイルはやたら疲れる。ファインダーならそういうことはない。ホールドもしっかりするので、ブレにくい。つまり、ちゃんとした写真を撮りたい時は、ファインダーを使いたい。そしていつでもすぐに写真が撮れることが大切なのだ。普段写真を撮りにどこかに行くときは、常時シャッターボタンの上に指を置いているのだから、液晶画面を擦っている暇はない。まあ、そういう時は一眼を持って歩いているが。  スマホに奪われたコンデジの市場を少しでも取り戻そうというのであれば、スマホとの違いをもっと出すことが重要とは思わないのだろうか?

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