土曜日, 8月 11, 2012

メカニカルシャッターと電子シャッタ



 どうやら、カメラのメカニカルなシャッターも無くなる方向です。一眼レフは別として、ミラーレスやコンデジでAF、ズーム以外にメカニカルに動いていた要素はシャッターのみです。AFやズームは当面は無くならないでしょうが、シャッターは無くなりそうです。既に電子シャッターのみのカメラも出てきております(携帯は既に電子シャタターのみです)。CMOSでグローバルシャッター方式が実用化されそうですので、そうなればメカシャッターは不要となります。本体は、完全に電子化されるということになります。

 以前にも書きましたが、一眼レフのミラーやシャッターという存在は、もう時代に合わなくなってきていると思います。あの音を懐かしむのは、一種のノスタルジーのようなもので。SLの音や汽笛を楽しむようなものです。電子化されたシャッタであっても、昔のシャッター音を電子的に発生させるというのは、そういうニーズもあるのかもしれません。

 カメラの大きな流れはもう変えようがない方向に進んで行くように思います。一眼であれば、ズームまで電子化する必要はありませんので、AFだけが残りますが、これも電子化される技術が芽生えてきております。カメラが光学機械であることには変わりないのですが、もはや精密機械ではなくなる日が刻一刻と近づいてきております。

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