土曜日, 7月 14, 2012

原鉄道模型博物館


 鉄道模型ファンではないのですが、原鉄道模型博物館に行ってまいりました。2000両もの精密模型を小学生の頃から作り続けていて、しかも、その精巧さがとんでもないほどすごいのです。本当に驚いてしまいました。

 そもそも何に興味があったかというと、これだけのものを作ることができる人間の限界のようなものが見てみたかったというのが一番かもしれません。集中して、あることだけ(とは言ってもこれを作った原信太郎さんはコクヨの役員だったというのですからますます不可思議です)をやっているとどこまで出来るのかという点に興味があったのです。

 とにかく凄いとしか言いような無いのです。今までに2000両の模型を作られたそうで、いまも93歳でご健在ですが、年間20両以上作っておられたのですから、月に2両です。その精密さと凝りようからすれば、一日中作り続けていても無理なような気がするのです。外の職人さんにつくってもらっているのもそうとうありそうですが。

 人間の限界というのは底知れぬものがあるということがよくわかりました。毎日、グウタラで過ごしている自分が恥ずかしくなります。一点に集中し、毎日少しずつでも前に進む。その積み重ねが知らないうちに大きなものとなって行くんですね。そう気付かせてくれただけでも十分に価値があった博物館でした。

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